ヤマトヌマエビの繁殖、ペットボトルで簡単にできるのをご存知でしょうか?
釣りの餌としては勿論、観賞用に飼う人も少なくないこのヤマトヌマエビ。その可愛さは、釣りの餌にしちゃうのがかわいそうになってしまう程です(笑)
ですが、この人気のエビが、水槽を何個も用意したり、本格的な本格的な装備がなくても繁殖が可能なのは案外知られていません。
そこで今回は、今日からでもできる簡単ペットボトルを用いたヤマトヌマエビの繁殖方法にについて紹介していきます!
雌雄の見分け方。
まず、繁殖する上で大前提として、雌雄の見分け方です。
まず、判別に当たって、小さいサイズのエビでは判別が難しいため、
3cm以上のものを対象とします。
見分ける基準として、3つのポイントがあります。
- 体側の模様
オスの模様は綺麗な点であるのに対して、メスは破線のような模様が混ざっています。 - 卵巣の有無
卵巣は頭の後ろにあります。繁殖期になると大きくなり、背中一面に広がります。パッと見てすぐわかるようです。 - 体の大きさ
先ほどは3cm以上と記述しましたが、厳密には雌は4〜5cm以上の大きさだと間違いはないでしょう。あとはお腹に卵を溜め込んでいるので、少し張り出したようになります。
繁殖方法
通常、ヤマトヌマエビを繁殖する場合は
- 水槽
- 砂利
- 無農薬の水草
- 隠れ家となる、コンクリートブロックや流木
- エアレーションポンプフィルター(酸素を送るフィルター)
- 水温計
少なくともこれぐらいは必要です。
そこで、身近にあるペットボトルを使ってヤマトヌマエビを簡単に繁殖することができるのです!
その繁殖方法を順をおって解説していきましょう。
繁殖方法
雌が抱卵したら
まず、雌のエビが抱卵したことを確認します。
確認して、すぐに隔離はせず、卵が発達するため、しばらくは置いておきましょう。3〜4週間は待ちましょう。
隔離
この時ペットボトルを半分に切って、飲み口を下にして、そこの部分に差し込みます。蓋の所にエアレーションをつけ、下にして、差し込む。
また、エアポンプ、エアストーン、ウイローモスも準備します。
ペットボトル簡易水槽、隔離孵化バージョン
を作ってあげます。中の水はもちろん汽水域のものに合わせる必要があります。海水を70%に薄めたもの。
そして、抱卵している雌のエビをそのペットボトル水槽にいれます。
しばらくして、汽水になり水質が変化することで、卵を放出します。
卵を放出するタイミングは、大潮など潮の満ちたとき、満潮の際に起こることが多いと言われています。
卵放出
卵が大方放出されたのを確認すると、親エビは水合わせをしながら、元の水槽に戻しましょう。
この時ペットボトル水槽はしっかり、エアレーションをかけて、水換えを行い、卵にカビが生えないようにしましょう。
孵化
根気よく、水換えなどを行い、孵化を待ちましょう。
カビが生えなければ、時間がかかっても孵化することができます。
幼生飼育
幼生は泳ぐ力が弱いので、水流には気をつけましょう。
餌を多めにやって、水換えも頻繁に行いましょう。
その後、5ミリほどのなれば、もう親エビ同様に飼育できます。
淡水に慣らす
ここまできたら、あとは徐々に汽水→淡水に水を変えていきます。
一気に淡水に変えてしまうと、適応できず、死んでしまいますので、一ヶ月ほどかけて、水槽の水が入れ替わる容量で少しずつ変えていきます。
元の水槽に戻す
ここまで来れば、元の水槽に戻します。
あとは、エアーポンプに吸い込まれないような水流の強さに注意すれば大丈夫です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
専門家の方が説明しているHPなどでは、細かい水温など、より詳しい内容が書いてありますが、ここではまず、ペットボトルでできるという事を紹介しました。
釣りの餌としても、ペツトとしても可愛い、ヤマトヌマエビ。
よかったら、飼育して、繁殖させて見てはどうでしょうか?
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