一般的な呼び名は、いわゆる「キス」と呼ばれる魚です。正確な分類は、スズキの仲間のようです。元々の名前の由来は、「きすご」と最初に呼ばれていました。
それがいつしか、「ご」がなくなり、「きす」と呼ばれるようになったようです。
このシロギスの白い寄生虫には、吸葉条虫という寄生虫がいます。
吸葉条虫という虫は、どんな生物で、どう危険なんでしょうか?
また、有名であり一時期話題となった、アニサキスとは何が違うのでしょうか?
シロギスの白い(白い斑点)寄生虫(吸葉条虫)は危険?
キスの腹から変な寄生虫出てきた‼︎ pic.twitter.com/sEPgN1OEhy
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今日の釣果はシロギスちゃん13匹🐟活性がイマイチ良くなかったけど夕方まで楽しめた🎣 pic.twitter.com/xibQ825l1V
— MASAHIKO (@vk0pihEmPNaYO7m) July 13, 2020
まず、シロギスという魚をご存知でしょうか?
北海道から九州まで、広く日本で釣れるので、「キスを知らない」という人はあまりいないでしょう。
また「キス」も前述の通り、呼び名が変化しています。
つまりは同じキスでも地域によっては違う呼び名もあるということです。
それからキスは脂肪が少なくてタンパク質を多く含有しています。
良質な栄養素が詰まっているので、「栄養素の宝庫」とも言えましょう。
吸葉条虫という虫は、乳白色で全体的に比較すると大きい寄生虫にあたります。
筋肉などに寄生する虫だそうですが、「某福祉保健局」によると人間には寄生しないと書かれています。
サケにも寄生する虫で、見る人が見れば簡単に見分けがつくようです。
(というのも、大型の寄生虫なので)
アニキサスとの違いは何?
噂のアニキサスさん
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では、アニサキスとの違いは何になるのでしょうか。
最も大きな違いは、「吸葉条虫」は人に寄生しないことになります。
アニサキスの幼虫は、ヒトの体内では成虫になることができません。
ここが大きな違いになっています。
アニサキスと言えば、釣り人で恐れている人も多いと言います。
「アニサキス 食中毒」
と検索すると、たくさんの被害がネットでは出てきます。
刺身で食べるとより危険なアニサキス。
アニサキスの代表的な食中毒としては、
- 腹痛
- 嘔吐
- 下痢
の三点だと言われていますし、その症状を訴える人も多いです。
(時々、じんましんを訴える人もいます)
アニサキスの食中毒だと判断されると、治療は大変です。
開腹手術や内視鏡での摘出。
それか、アニサキスが負けて死ぬのを待つという手もありますし。
一番、調べて驚いたのは、「正露丸」です。
正露丸でアニサキスが排出、死滅することはないそうですが、正露丸を呑むことによってアニサキスが大人しくなる(活発じゃなくなる)という話があります。
(最初は下痢止めだけどいいの? と思いましたが、この件に関しては特許を取得しているそうです)
開腹手術や内視鏡だと、大掛かりなイメージもあります。
実際に入院すれば金銭的にも大ダメージです。
一時の知識の無さで、趣味の釣りを諦めるのは悔しいものです。
もし、魚に包丁を入れる機会があれば、寄生虫などの知識はあった方がいいでしょう。
ちなみに、アニサキスの予防する方法もあります。
・高温加熱をする
(60~70度での数分兼加熱)
・マイナス20~30度ぐらいの温度で、丸一日冷凍する
・目視で確認し、発見したら殺す
(これはかなり良い案ですが、寄生虫が苦手という人もいますので注意)
もちろん、シロギスだからアニサキスが「絶対にいない」とは言い切れません。
油断せずに、しっかり目で確認し、除去できる寄生虫は除去するべきです。
ちなみに、
「目視で探す」
という方法では、アニサキスは、ブラックライトを当てると発光するという特性があるそうです。
釣りに行ってその場で捌いて食べるなら、ブラックライトを持って行くべきですね。
もちろん、人体には有害です。
まとめ
「シロギスの白い寄生虫(吸葉条虫)は危険?」
というお題でしたが、目視で取り除くことが可能であり、人間には寄生しません。
アニサキスと比べてしまうと、そこまで危険度は高くないようです。
しかし寄生虫は寄生虫なので、好き好んで食べる必要もありません。どんな寄生虫もそうですが、大事なのは「正しい知識をしっかり持ち歩く」ことだと思います。
自己防衛のために、一冊ぐらいは「寄生虫」の本も買って読んでおきましょう。
それか、釣り仲間と意見交換、情報交換をしてみるのも良いですね。
それがきっかけで、誰かのためになったり、誰かの救命になったりするかもしれません。
「知識は重荷にはならない」
なんて言いますが、確かにその通りだと思いますね。
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