スピナーベイト。
正直、とても釣れそうな形には見えません。
魚にも虫にも見えない。
こんな変な形のルアーに釣れるの!?
って、一度は思った人も少なくないはず。
スピナーベイトは少し離れた場所のバスを引き寄せ、しかも、デカバスまで狙っていける。
バス釣りに置いて、なくてはならないルアーの1つとなっています。
今回はスピナーベイトの針に刺すワーム(トレーラー)も紹介していきます。
トレーラーも選び方次第で、全然変わってきます。
それでは、早速参りましょう。
目次
- 1 スピナーベイトとは
- 2 スピナーベイトの使い方(巻き方)
- 3 スピナーベイトの使い方(応用編)
- 4 スピナーベイトの使い時(季節など)
- 5 レイドジャパン レベルスピン
- 6 OSP ハイピッチャー
- 7 ガンクラフト キラーズベイト
- 8 エバーグリーン Dゾーン
- 9 エバーグリーン Dゾーンフライ
- 10 ジャッカル ドーン
- 11 ディスタイル Dスパイカー
- 12 おすすめトレーラー(ワーム)
- 13 スピナーベイトのタックル(ロッド・リール)
- 14 スピナーベイトはスピニングで使える?
- 15 スピナーベイト結び方・糸の付け方
- 16 スピナーベイトは海でも使える?(シーバス)
- 17 スピナーベイトおすすめカラー
- 18 スピナーベイトの選び方
- 19 まとめ
スピナーベイトとは

スピナーベイトとは、そもそもどんなルアーなのか簡単に紹介します。
投げて巻くことで、
ブレード(金属の板)が回転し、水をかき回したり、キラキラすることで、バスにアピールします。
その姿が、小魚の群れに見えるとも言われています。
最終的に、針のついたスカート部分を食べさせて釣り上げるルアーになります。
ルアーの中では、かなりアピール力の強いルアー。
よって、ある程度離れた水深や場所にいるバスを引き寄せることができます。
スピナーベイトは自重で沈む設計なので、釣り人の狙いたいレンジ(水深)を巻くスピードや竿の角度で自由自在に選ぶことが可能です。
バスの居場所が絞れない時や、初めての場所で、広く探っていきたい時に有効です。
更に、針も一本であり、根掛りがしにくいメリットもあります。
入り組んだ場所での近くでも、ストレスなく使用できます。
個人的には、使い勝手が良く、釣れるルアーなので多用することが多いです。
まずはイメージを掴んでもらうために動画で確認しましょう。
スピナーベイトの使い方(巻き方)

スピナーベイトの使い方はいたって簡単。
「ただ巻きをするだけ。」
よって初心者でも簡単に使用することができます。
しかし、実際、釣果を出すためには
「ただ巻く」だけでは、スピナーベイトのポテンシャルを最大限に引き出すことはできません。
巻き方をマスターすれば、自ずと釣果も上がるはずです。
スピナーベイトの正しい巻き方は
スピナーベイトを無理に引っ張らずに巻くこと。
どうしても、スピナーベイトがラインに引っ張られすぎると、泳ぎ方が傾いてしまったり、場合によってはブレードが上手く回らないケースもあります。
言葉で説明するのは難しいですが、ポイントを抑えれば簡単にできます。
竿先からスピナーベイトまでのラインのテンション(張り加減)が張り過ぎず、緩め過ぎずの状態で巻くこと。
若干、たるんだ状態が最もスピナーベイトが姿勢良く泳ぎ、ブレードも自然に回転させることができます。
魚にも違和感を与えにくいと思います。
まずは、浅瀬の水中が見える場所などで、泳ぎを研究してみてください。
スピナーベイトの使い方(応用編)
ただ巻くだけで十分に釣れるのですが、更に汎用性を上げるためには、いくつかのテクニックが存在します。
- ガーグリング
- バジング
- フォーリング
- スローローリング
- リアクション
以上、5つの使い方が存在します。
それぞれ解説していきます。時と場合によって試してみてください。
ガーグリング
ガーグリングとは、水面には出ないほどのスピードで早巻きをして、水面の波動でアピールする方法です。
水深が浅い場所などで、おすすめ。
少し離れた場所でも、水中の波動に加えて水面の波動でも寄せてくることができます。
バジング
ガーグリングより、少し早めに巻くことで水面を音を立てながら泳がせるテクニック。
バズベイトよりもナチュラルに音を出せるので少しアピールを強めたい時におすすめ。
更に、水面を使うため、見切られにくい利点もあります。
フォーリング
その名の通り、スピーベイトを巻かずにフォールさせる手法。
レンジ(水深)を気にせずにアピールさせることができます。
しかし、スピナーベイトの種類によってはフォーリングができないものもあるので要注意。
スローローリング
スピナーベイトが浮き上がらないようにゆっくり巻いて誘うテクニック。
冬場など、ボトム(水底)を探っていくのに有効。
冬の全く反応がない時にハマることがあります。
ですが、かなり難易度は高め。スピナーベイトが泳ぐ限界のスピードでボトムをズルズル引かないように、レンジキープしなければならいので、上級者向け。
リアクション
スピナーベイトはブレードに明滅などで、思わず口を使わせることができる性能を持っています。
リアクション(思わず口を使う)を更に誘発させるためには、障害物に故意にコンタクト(ぶつける)させます。
よって、明滅、衝突音や波動によってリアクションを引き出せます。
根掛り回避性能が高いスピナーベイトだからこそできる技です。
以上の応用テクニックを覚えておくと、更にスピナーベイトを使いこなせるようになります。
スピナーベイトの使い時(季節など)
スピナーベイトはオールシーズン活躍してくれる万能ルアーです。
最もおすすめなのは、魚が広範囲に散ってしまう秋。
➡︎➡︎秋(9・10・11月)のバス釣りに関する記事はこちら。
場所が絞れないからこそ、強いアピール力で誘い出しましょう。
他の季節であれば、
- ローライト(曇り・雨)
- 風が吹く
- 濁りがキツイ
時が使いどき。
活性の高く食い気が立ちやすいローライトの時に、強くアピールをするスピナーベイトはおすすめです。
また、昔から「風が吹いたらスピナーベイト」と言われています。
風が吹くことで、水中の酸素養分が上がり、魚の活性も上がります。いち早く、アピールの強いスピナーベイトで寄せることができます。
更に、風が吹き付ける側の岸際には、ベイトフィッシュ(小魚)が寄せられるので、その付近にスピナーベイトを通してやると、小魚の大群を演出することも可能です。
また、濁りがキツイ場合、ブレードが水中をかき回すスピナーベイトは視界の効きにくい魚に波動で気づかせることができます。
スピナーベイトの一年間

スピナーベイトはオールシーズン使用することが可能ですが、
おすすめできない時期も存在します。
それを含めて、スピナーベイトの一年間を解説していきます。
11月〜1月初旬
晩秋〜初冬にかけた時期はバスがフィーディング(食い気が立つ時間帯)を意識して使っていけば良いでしょう。
短い時間でも小魚を追い回す時間を狙って探りましょう。
1月初旬〜2月初旬
水温が最も低くなる時期であり、リアクションでなければ釣るのが難しくなります。
よって、他の時期に比べてあまりおすすめしません。
2月中旬〜4月
冬から春へ向けて季節が進行し始める時期。
この時期のスピナーベイトは水温躍層をスローにゆっくり巻くのが効果的。
難しい時期ですが、デカバスに期待できます。
4月〜5月中旬
4月〜GW頃までのスポーニング(産卵時期)のバスにも有効。
特に、プリスポーン(産卵前)のクオリティーの高い雌バスを狙うのに効果的。
5月末〜7月中旬
産卵を終え、回復した食い気のあるバスをいち早く探っていくのに、スピナーベイトはおすすめ。
秋の時期についで、スピネーベイトがおすすめな時期です。
7月末〜8月中旬
一年で水温が最も高くなる時期。
シェード(日陰)や流れがある場所にバスは居つくようになります。よって、スピナーベイトはあまりおすすめしません。
➡︎➡︎詳しい夏(6・7・8月)のバス釣りに関する記事はこちら。
8月末〜10月末
適水温になり、バスも広範囲に散る秋。
スピナーベイトで強く探っていきましょう。
言うまでもなくおすすめの時期です。
スピナーベイトだけでも様々な知識が必要なことがお判りいただけたでしょうか?
是非、知識・テクニックを習得してくださいね。
お待たせしました!
おすすめスピナーベイトを紹介していきます。
レイドジャパン レベルスピン
岸釣り特化ブランド、レイドジャパンのスピナーベイト・レベルスピン。
これぞ、スタンダードスピナーベイトだと思います。一番の特徴はワイヤーの形。
基本的に、巻いてきて足元にくると、立ち泳ぎになってしまいます。要するに、姿勢が悪く泳いでしまいがちになってしまい、
足元まで、バスがスピナーベイトを追ってきても、違和感を感じ、口を使わないことがあります。
水平姿勢にこだわるレイドジャパンのノウハウが詰め込まれた、スピナーベイト。
OSP ハイピッチャー
数々のハイブリットルアーを生み出す、OSP社のスピナーベイト。
雑誌の人気スピナーベイトランキングでも、上位に必ず入っている名作。
ブレードの形状に特徴があり、針がついたヘッド部分へ振動をより伝える形状になっています。
レベルスピン同様。基本的なスピナーベイトとして、一つは持っておきたい。
ハイピッチャーのおすすめカラー
ハイピッチャーのおすすめカラーはチャート系。
その他、黒系も良いですが、最も釣果があったのはチャート系です。水質もクリアでなければ、しっかりアピールをしてくれます。
ガンクラフト キラーズベイト
ジョイクロなどのルアーで有名な、ガンクラフト社のスピナーベイト。
こちらのスピナーベイトはの特徴は、連結ブレード。
通常のスピナーベイトは別々に離れてついているが、キラーズベイトは連なっている。
連結ブレードのメリットは、巻いた時の回転の立ち上がりの速さや、巻かない時に落ちながら、ブレードも一緒に回転してくれます。
また、巻いた時の抵抗が少ないため、手が疲れにくい。扱いやすいスピナーベイトだと思います。
エバーグリーン Dゾーン
エバーグリーンのスピナーベイト。数多くのプロが称賛する、世界に誇れるスピナーベイトと言われています。
ワイヤーの太さ、ヘッドの形状、スカートの長さが黄金比で完成されているとのこと。
昨今の釣れるスピナーベイトのモデルにもなっています。
圧倒的な釣果はあるのですが、ワイヤーが細めなため、やや耐久性には欠けます。
ここぞという時に使いたいルアーですね。
エバーグリーン Dゾーンフライ
先程、紹介したDゾーンの小型版。
Dゾーンの良さを詰め込んだ、コンパクトスピナーベイト。
サイズは選べなくなりますが、どんなバスでも口を使うほど、食べやすいサイズ感。
それに加え、アピール力も程良いため、誘い出して釣るスピナーベイトの利点をしっかり発揮してくれます。スピナーベイトじゃ強すぎるなー。という時に使ってみてください。
ジャッカル ドーン
言わずと知れたジャッカル社のスピナーベイト。秦拓馬プロ監修のドーン。
特徴としては、低波動。波動が強いルアーのスピナーベイトですが、ブレード設計にこだわり、あえて低波動に。よって、スレたバスにも有効に。
さらに、浮き上がりを抑える設計になっているため、底をゆっくり引いてくることも容易になっています。冬の深場にいるバスを狙うこともできます。
レベルスピン・ハイピッチャーで釣れない時に、少し弱く誘える低波動のドーンを投げて見るのがおすすめ。
ディスタイル Dスパイカー
ディスタイル社のスピナーベイト。ドーンとアピール力は近いと思います。
特徴としては、極薄のブレード。巻き抵抗が少ないため、ストレスがほとんどありません。
投げ続けることができます。目で見て、わかる特徴として「可動式アッパーアーム」。
ワイヤーが途中で分離しています。このアームのメリットはフォール中のもヒラヒラアピールしてくれます。また、スカート部分にを食べる際、アームが邪魔することが稀にあります。可動することで、フッキングの良さが上がるというメリットもあります。
おすすめトレーラー(ワーム)
次に、スカート(針が付いているところ)に装着するトレーラーのおすすめを紹介します。
スピナーベイトのサイズに合わせて、ワームサイズも調整してくださいね。
オーエスピー ドライブスティック SPEC2
OSPのドライブスティック。ワームとしても普通に釣れますが、トレーラーとしての性能に特化した、spec2をおすすめします。
デプス デスアダー
デプスの代表的ストレートワーム。テキサスリグなどで良く使いますが、トレーラーとしてもおすすめ。スピナーベイトの振動がテールを細かく揺らし、バスに思わず口を使わせます。
ゲーリーヤマモト ハートテール
トレーラーにハートテール?と思う人もいるかと思いますが、強くアピールさせたい時におすすめ。
ハートテールの泳ぎのアピールもプラスされ、アピール力は格段に上がります。
濁っていたり、バスの活性が高い時におすすめです。
様々な組み合わせがあり、自分オリジナルセッティングの
トレーラーワームを選んでみるのもおすすめです。
スピナーベイトのトレーラーワームにバッチリなスイムベイトの紹介記事はこちら。
スピナーベイトのトレーラーフック
一本針のスピナーベイトには、トレーラーフックの装着を推奨します。浅いバイト出会っても、しっかり掛けてくれます。
根掛りが若干多くなるとの意見もありますが、個人的にはメリットの方が多いと感じます。
アピール力を強めてくれるトレーラーフックも存在します。
魚の尾びれをイメージしています。
是非使ってみてください!
スピナーベイトのタックル(ロッド・リール)
スピナーベイトを使う際は巻物用のタックルをおすすめします。
➡︎巻物用タックル(ロッド・リール)についての詳しい記事はこちら。
スピナーベイトはスピニングで使える?

スピナーベイトは基本的に重めのものが多いです。
よって、ベイトリールのセッティングで使用します。
上記で紹介した、Dゾーンフライであれば、スピニングでも可能ですが、ベイトの方が手返しも良く使いやすいです。
スピニング用スピナーベイト
スピニングで推奨のスピナーベイトも存在します。
小型でアピールもできるので、サイズを選ばず釣れます。
坊主逃れしたい際にはDゾーンフライよりもおすすめです。
ティムコ CTネクロマンサー
スピナーベイト結び方・糸の付け方
スピナーベイトのラインの結び方ですが、スピナーベイトのアームの三角形の頂点に結ぶようにしてください。
間違えても、ブレードの部分に結ばないようにしましょう。
全く泳がないです。
結ぶ方法は、ダブルクリンチノットで良いと思います。
結び方にについては、こちらのラインの記事にて。
スピナーベイトは海でも使える?(シーバス)
スピナーベイトは海でも使えます!!
シーバスにかなり有効なルアーになります。
ですが上記で紹介したのは、淡水用なので、使用後は真水でしっかり洗い流して、錆びないように手入れしましょう。
そんなの面倒臭い!!なんて人に、少しだけ海用のスピナーを紹介します。
よく釣れるので、おすすめです。
スピナーベイトおすすめカラー
スピナーベイトは冒頭でも述べたように、アピール力の非常に強いルアー。
個人的には、あまりナチュラル系の淡めの色よりも、蛍光色のようなチャートカラーがおすすめ。
しかし、濁りがキツイ時、バスの視界も効きにくそうだなと思ったら、黒系を選びましょう。
スピナーベイトの選び方
実際、スピナーベイトを購入する時に選び方は好みでも良いとも思います。
しかし、
「もっとこだわりたい。」
「状況に合わせて持っておきたい。」
なんて人に選ぶポイントを紹介します。
小さなこだわりが、大きな釣果に繋がることもあります。
大きく分けて、
- ブレード
- カラー
- 重さ
それぞれの特性を解説していきます。
スピナーベイトのブレード
スピナーベイトのブレードにはいくつかの種類があります。
- コロラド
- インディアナ
- ウィローリーフ
大まかに分けるとこの3つになります。
各社メーカーより様々なブレードが開発されています。よって、細かく種類分けするとかなりの種類になります。
特に、ブレードのカップ形状の深さによって形が同じでも全く別の動きをすることあります。
なので、ブレードの特徴を把握するためには、
投げて泳いでいる状態が見える所を巻いてみて欲しいです。
- ブレードの開き具合(回転の幅)が大きい。
- スカートの揺れが激しい。
など、見た目で判断するのが一番わかりやすいです。
比較できるスピナーベイトを用意して試してみてください。
ブレードのカラー
通常のブレードカラーは主に、
- シルバーブレード
- ゴールドブレード
の二種類 。
ゴールドよりシルバーの方がナチュラルと言われています。
濁りが入った時には、ゴールドにしてみたり。
水質が良く、水が綺麗な時は、シルバーといった具合で使い分けましょう。
ベタ塗りのブレード
ベタ塗りの色が塗ってあるブレードも存在します。
個人的な見解ですが、異様にハマる時があり、爆釣する時があります。
逆に、スピナーベイトで反応が良い時にベタ塗りブレードに変えて見ると、釣れなくなってみたり。
通常のブレードのスピナーベイトで反応がない時に使って見ることをおすすめします。
スピナーベイトのラバーカラー・ヘッドカラー
少しまに紹介したおすすめカラーは個人的なおすすめです。
ここでは、さらにみなさんが選ぶ基準を紹介します。
スピナーベイトのラバー・ヘッドのカラーは通常のルアーと選ぶ基準は変わりません。
濁りがキツイ場合、視界が効きにくい場合は黒系。
クリアウォーターウォーターの場合、透明系。
ローライト(曇り・雨)など光量が少ない場合、チャート系(蛍光色)
よくわからないな・・・って時はグリーパンプキン系か白系。
を使い分けていきましょう。
そんな、たくさんスピナーベイトばかり買えない!って人は
少し目に紹介した2種類を持っておけばとりあえず問題ないでしょう。
スピナーベイトの重さ

スピナーベイトの重さは、最もスタンダードになるのは、
3/8oz 1/2oz
の2つです。
これを基準にスレているからフィネスにしたい場合は軽く、
もっとアピールを上げたい場合は重いものにしてみましょう。
強いルアーなので、スタンダードサイズでも、十分アピール力は強めです。
あとはブレードやスピナーベイトそれぞれの個性を理解し、適材適所で使いましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
おすすめスピナーベイトを紹介していきました。
基本的な使い方は巻くだけ。
初心者でも使いやすいルアーだと思います。
スピナーベイトでもそれぞれ強さがあるので、うまくローテーションすることで釣果に繋がると思います!
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