近年、バス釣りに置いても、シーバス釣りやイトウなど、様々な釣りのシーンで活躍し、定番のルアーとなったビックベイト。
実は各メーカーの研究から、ビックベイトは短いロッドの方がメリットが多いことがわかってきました。
従来のビックベイト用のロッドはガチガチの硬さに、長尺なものがスタンダードでした。
何故ならば、ビックベイトのような重量があるものをキャストする時には、強靭なパワーとトルクが必要だったからです。
しかし、昨今は少し違った仕様の方が良いと言われています。
今回はそんな新世代のビックベイトロッドの紹介をします。
それでは早速、参りましょう。
目次
ビックベイトとは?

ビックベイトはなんぞやという人は詳しい解説記事をご覧ください。
重量があり、パワーゲームの印象が強いルアー。
しかし、魚も時代と共に進化しています。
近年の魚の学習能力

ブラックバスの場合、特にメジャーフィールドにおける魚はルアーを偽物だとはっきり見切ってしまう魚も多数存在します。
バス釣りが始まった頃は基本的になんのルアーであっても、すぐに口を使ってくれ、簡単に魚を手にすることができました。
私自身もバス釣りを始めた10年以上前では、ラッキーフィッシュだったり、入れ食いだったり、余裕で魚を釣ることができました。
しかし、様々なプレッシャーやルアーを見過ぎたせいなのか、時間が経過するほどに、釣れなくなってしまいました。
要するに魚も学習をして、身を守っているのです。
そんな時に、登場したのがビックベイト。
ビックベイトの破壊力
釣れない時は、ワームや小さいルアーを使い、できるだけ簡単に口を使わせるのが、スレたバスへのアプローチの基本でした。
それでも、口を使わせるのは難しい時代に登場したのがビックベイトです。
逆転の発想ですよね。
この、ジョインテッドクローは178、17,8cmもあります。
「いゃ、そんなでかいルアー食うはずがない!」
誰もがそう思いました。
そう、捕食する対象としても十分期待はできますが、
- 集魚力
- 存在感
は他のルアーを圧倒的に凌ぐ力を秘めています。
それ故、魚をイラつかせたり、焦らすことで、攻撃してくる特性を生かして、口を使わせる画期的なアプローチでした。
その他にも、様々な想いでビックベイトを使う人もいます。
ビックベイトって釣れる釣れないじゃないよね、なかなか掛からないから釣れた時の嬉しさがハンパない
— さばんな@ルアーフィッシング (@bouzuhukahi) 2016年5月16日
坊主上等のビックベイト縛りです(^^;; でかいのしか釣れないから面白いですw
— オオツカトキシ 1j大好きおじさん (@cresta1jz100) 2017年9月12日
ビックベイトのファンになる人も少なくありません。
魅力の詰まったビックベイトは破壊力抜群です。
ビックベイトの新時代到来

ほとんどのメーカーがビックベイトを開発、販売し進化し続けています。
しかし、魚たちも何度も同じ手は通用しません。
やっぱり鬼怒川周辺の川スモール釣りは面白いよ。
ブルシューターJr.や他のビックベイトにすごく反応示す❗めちゃくちゃ示すのに食うには至らない
何かが噛み合ってない感がすごくある。アプローチかな。アクションか?シルエット、コース? pic.twitter.com/vYV2Zo6p3x
— はるまめ。 (@haruchika75) 2016年8月1日
目新しかったビックベイトも昔のルアー達のように、違和感を感じて、スルーしてしまう時代がやってきています。
では、今後求められるビックベイトを使った釣りはどんなものなんでしょうか?
ビックベイトも繊細なアプローチが必要

大味な展開、力で押すビックベイトの釣りでは、今の魚は完全にルアーを見切ってしまいます。
よって、今後のビックベイトに求められるのは、
- テクニカルなアクション
- キャストアキュラシー(キャストの精度)
正確にキャストを決めて、狙いたいコースを繊細に違和感を与えずに通してくるのが最低条件になります。
最低条件をクリアするために最も重要となるのは、ロッド(竿)です。
従来のビックベイト用ロッドのデメリット

従来のビックベイト用ロッドは、長くて硬いのが定番でした。
琵琶湖のようなビックレイクでのボート釣りでは、従来の方が良いケースもあります。
しかし、霞ヶ浦や地方の野池・河川、特に岸から釣りをする場合は、近距離を狙うケースが多いのが実情です。
従来の長くて、硬いロッドでは取り回しが悪く、
- 竿が周りの木々に接触して振りかぶれない。
- 飛びすぎてしまう。
- 細かいアクションがつけにくい。
などのデメリットが生じる場合が多いです。
これでは、今のビックベイトにスレてしまったバスを手にすることはできません。
ビックベイト用ショートロッド(インプレ)

結果、岸からの小場所でビックベイトを使う場合は、短くて硬すぎない竿の方がメリットが多いことがわかってきました。
そこで、各社から出ているおすすめのビックベイト用、ショートロッドを紹介します。
レジットデザイン ワイルドサイド【WSC65XXH】ビックベイトスペシャル
レジットデザインのビックベイト用ショートロッド。
6フィート5インチの絶妙な長さで、取り回しが抜群。
重めのビックベイトでも難なくキャストできて、アクションも細かくできます。
使ってみた印象、バランスが良すぎて、ショートロッドであることを忘れてしまう感じ。
パワーもトルクもあり、安心感があります。
フッキングもしっかり竿が入るので、バラすことも少ないでしょう。
ツララ アベントゥーラ 59
レジットデザインのショートロッドより、更に短いアべェントゥーラ59。
使ってみた印象では、汎用性が高い竿だと感じました。ビックベイトはもちろんですが、他のパワーゲームでも使用ができ、ヘビー系の釣りをこの短さで堪能できます。
ビックベイト以外もやりたい人はこちらがおすすめ。
どちらも短いのにバランスの良さを感じました。
技術の進歩に感銘を受けます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はビックべベイト用のショートロッドについて解説しました。
「ビックベイトで釣りたい。」「釣れずに悩んでいる。」
そんな人はショートロッドを試してみるのも良いかもしれませんよ!
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