初めてブラックバスを釣った時、持ち方に困った記憶がありませんか?
映像で顎の部分を持っていたことを思い出して、いざやってみると、予想以上に魚が暴れてしまったり、場合によっては顎が外れてしまい、大きなダメージを与えてしまった経験がある人も少なくないはず。
今回はそんなブラックバスにも、釣り人にも優しい『バス持ち』を紹介します。
これでモンスタークラスのビックバスを手にしても、お互いに安全安心なキャッチができるようになります。
それでは早速参りましょう!
目次
正しいブラックバスの持ち方(バス持ち写真あり)
早速、正しいブラックバスの持ち方を紹介していきましょう。

このブラックバスは54cmの2kg近いビックバスです。
正しい持ち方をすれば、暴れることもないです。
いくつか、ポイントがあります。
- 顎に角度をつけすぎない。できれば、まっすぐ。
- 魚の横から握るように持つ
- 中途半端に持たず、素早く持つ。
角度をつけてしまうと、簡単にバスの顎は外れてしまいます。
生命に関わるため、絶対やめましょう。
魚を握る際に横から持たず、バスから見て、真っ正面から持ってしまうと、魚も自由に動きやすくなるので、暴れてしまい、落下してしまうことがあります。
初心者で良く魚が暴れている人はこの傾向があります。
初めてブラックバスを持つ人や、魚に慣れていない人に良く見られるのは、恐る恐るバス持ちをしようとするケースです。
素早く持たないと、中途半端な状態では、暴れてしまいます。
少し怖いなって人も勇気を出して持ってみましょう。怪我をしなくて済みます。
以上を踏まえて、バス持ちをやってみましょう。
バス持ちがNGな魚種もある

バス持ちは、他の魚種に用いることができますが、向いていない魚種をバス持ちをしてしまうと、負傷してしまったり、魚にも大きなダメージを与えてしまいます。
基本的に歯が鋭い魚種はバス持ちはできません。
- 雷魚
- キジハタ(アコウ)
- マダイ
- ナマズ
- スズキ(シーバス)
など、明らかに鋭い歯を持った魚はバス持ちはやめましょう。
顎の角度は10度以下に!

最初に解説したように、顎の角度はつけないことがベストです。
しかし、場合によって少し角度をつけた方が良い場合もあるんです。
ブラックバスの重量によって変わる

角度をつけた方が良いケースは、小バスの場合です。
ここでも子バスは30cm以下のブラックバスを指します。
子バスは横から持つのも難しく、大きなバスに比べて常に暴れ続けるからです。
正面から持って、ある程度角度をつけましょう。

こんな感じです。重量も少ないため、顎への負担も少ないです
落下を防いだ方が魚にも優しいと思います。
アフタースポーンのバスはバス持ち注意!

特定の時期のブラックバスは暴れやすいと言われています。
それはアフタースポーンの時期のブラックバスです。
アフタースポーンって何?春のバス釣りや魚の産卵についての詳しい解説はこちら。
アフタースポーンの魚は単純に、痩せているので、重量が軽くなっています。
よって、先ほど紹介した、小バスの持ち方と同様で多少角度をつけてあげた方が良いです。
もちろん、重量も軽いことから、顎への負担も少ないです。
アフターの魚は角度をつけすぎない
角度をつけるのもある程度にしましょう。
アフターの魚は基本的にバテバテなので、陸上に上がっている時間は最小限にする方が、魚にとって優しいです。
ちょっとした、持ち方で大きなダメージを与えてしまう可能性があるので、痩せている個体であれば十分に注意しましょう。
バス持ちで手が痛い原因は「歯」

バス持ちで手が痛い!って人は持ち方が悪いか、バカみたいに釣りすぎて、バスの持ちすぎかのどちらかだと思います。
ブラックバスには、ザラザラした歯が上下に生えています。
少し粗めのヤスリのような形状になっているので、簡単に指の皮膚が削れてしまいます。
なので、正しい持ち方の横持ちをすることで歯に接触する部分が減るため、負傷を最小限に減らすことができます。
ビックサイズや川の流れに生息するようなブラックバスは比較的、歯が鋭いとされています。注意してバス持ちしましょう。
正しいバス持ちもダメージを与える

いくら正しいバス持ちをしていても、普段の水中から陸へ上がっている状態を長時間続けていると、ブラックバスもダメージは大きいです。
「でかいの釣ったから、かっこいい写真が撮りたい!」
って人も撮影時間に時間を費やして、魚のケアを怠っている人も少なくありません。
夏場などの過酷な状況ではより消耗は早いでしょう。
記念撮影をするできるだけ迅速に済ませ、リリースするか、一度水中につけてあげるなど、
魚のことを考えて行動しましょう!
顎を持とうとすると暴れます・・・

例えば、魚を陸にあげようとした時、うまく口を開いた状態であれば、バス持ちは問題なくできます。
しかし、上手く口の中に手を入れるのは非常に難しいです。
そんな時は、エラの部分を軽く押さえて、キャッチしましょう。

こんな感じです。
多少動きも少なくなるので、この状態から顎に手を入れて持ち変えればスムーズにバス持ちをすることができます。
是非お試しください!
ルアーがついたままのバス持ちは要注意!

過去に自分自身も、また友人もルアーがついたままバス持ちをしたことが原因で、手にフックが刺さって、病院へ行った経験があります。
特にトレブルフック(三つ針先がついているフック)が危険です。
魚のサイズを問わず、先にルアーを外してからのバス持ちを推奨します。
かえしまで刺さってしまうと、完全に取れなくなるので注意しましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は正しいブラックバスの持ち方、や豆知識を紹介しました。
『バス持ち』をちゃんとマスターして、魚にも釣り人にも優しい釣りがしたいですね。
是非、試してみてください!
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